京都の自宅を出てから,グラマドのホテルに到着するまで,実に43時間かかった.まさに地球の裏側.恐ろしく遠いところまで来たものだ.飛行機には計4回搭乗した.
今回のグラマドGramado@ブラジル訪問では,全日空(伊丹→成田),デルタ航空(成田→アトランタAtlanta→サンパウロSao Paulo),Varig Brazilian航空(サンパウロSao Paulo→ポルトアレグレPorto Alegre)を利用するため,航空会社が変わるたびに荷物のチェックインをしなければならないと覚悟していたが,伊丹空港の全日空のカウンターで,最終目的地のポルトアレグレまでのタグを用意してもらえた.ただし,アトランタとサンパウロで入国手続きをしなければならないため,それぞれの空港で荷物のピックアップが必要との説明だった.
ところが,成田空港のデルタ航空のカウンターでチェックインする際に,「スーツケースは伊丹空港で預けました.」と告げると,「預けた荷物はサンパウロで一度受け取って下さい.」と言われた.「アトランタでピックアップする必要はないのですか?」と尋ねると,「必要ありません.そのままサンパウロまで運ばれます.」との返事.実際,アメリカの入国手続きと出国手続きを行ったアトランタ国際空港で荷物は出てこなかった.実は,荷物を預けた伊丹空港とチェックインをした成田空港で説明が異なったため,慎重派の私は,ターンテーブルに荷物が現れないか確認したのだ.これまでに2度もロストバゲッジの被害を被っているため,トラウマになっているのかもしれない.
今回,はじめてデルタ航空を利用したのだが,国際線にもかかわらず,すべてのアルコール飲料が有料だった.どうしても飲みたいわけではないので,別に有料でも構わないのだが,正直かなり驚いた.最近は,どこも有料になったのだろうか.それとも,経営難の航空会社は有料になっているのだろうか.
ちなみに,なぜデルタ航空にしたかと言うと,主にマイレージを貯めているのがスカイチームSkyTeamだからだ.旅行代理店に,スカイチームの航空会社を利用して大阪からポルトアレグレまでの航空券を手配して欲しいと依頼したところ,普段利用しているノースウェスト航空では適当なフライトがなく,デルタ航空が候補として挙がってきた.ただし,大阪−成田間およびサンパウロ−ポルトアレグレ間は,スカイチームではどうにもならないため,全日空とVarig Brazilian航空を利用することになった.ちなみに,全日空とVarig Brazilian航空はいずれもスターアライアンスだ.つまり,全日空やユナイテッド航空を利用することにしておけば,全行程をスターアライアンスで統一することもできた.その方がスムーズだったのかもしれない.まあ,スカイチーム派なので仕方がない.
これまではノースウェスト航空で主にマイレージを貯めていたが,今年からエールフランスAir Franceで貯めることにした.同じスカイチームではあるが,エリートメンバーの資格取得条件などが随分と異なる.例えば,スカイチームのエリートプラス会員になるためには,ノースウェスト航空のプラチナエリート会員になる必要がある.つまり,実飛行マイル数で75,000マイルが必要となる.ところが,エールフランスの場合,ゴールド会員になれば十分だ.フランス人以外であれば,必要な実飛行マイル数は40,000マイルにすぎない.40,000マイルであれば,一年間に日本と欧米を3往復すれば貯まる.ちなみに,エリートプラス会員になれば,チェックインや搭乗が優先されるのはもちろん,スカイチーム各航空会社のラウンジを利用できる.待ち時間が長いときなどに,嬉しいサービスだ.