養育費と教育費で家計は破綻
2005年12月09日(金)

随分と前のことすぎて,いつだったか忘れてしまったが,AIU保険の「AIUの現代子育て経済考」という資料を見たことがある.そこには,子供の養育や教育に必要なお金が書かれていたのだが,子供を22年間育てるために必要な基本的な養育費は1680万円と試算されていた.さらに,この養育費に加えて,教育費として,オール国公立で1179万円,オール私立で理系となると2371万円が必要となるそうだ.

子供を1人育てる費用で,家が買えるわけだ.そりゃ,少子化も進むだろう.

あまりに金額が大きくてピンと来ないので,子供を育てている間に,月々どのぐらいのお金が必要なのかを計算してみる.例えば,長男がオール私立で理系に進む場合,その教育費は約2400万円となる.これを20年間でまかなうとすると,月額は,

2400万円÷20年=120万円/年=10万円/月

となる.つまり,1ヶ月に10万円が教育費として必要ということだ.注意すべきは,ここに基本的な養育費は含まれていないということだ.

現在,2人の子供がいるので,教育費は月額20万円となる.まあ,2人揃って私立理系には進学しないだろうが,それでも月額15万円程度にはなるのだろう.冷静に考えると,凄い負担だ.日本の庶民はどうやって生活してるんだ?

データの出所が保険会社であり,彼らの仕事が市民の恐怖感を煽って保険契約を締結させることであるというのは考慮しなければならないが,それでも養育費および教育費の負担は大きいことがわかる.

特に教育費がかかるのは,下宿の可能性もある高校卒業後だろう.そこに照準を定めて,教育用資金を用意する必要がある.普通に考えられるのは,積立貯金や保険商品の活用だろうが,それらにあまり魅力を感じないため,投資信託を利用することにした.20年先を見据えた長期運用なので,まずはBRICs対象の株式投信で始めることにした.

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