徳島旅行
2005年03月19日(土)

先週末,一泊二日で徳島へ旅行した.より正確に言うと,前日の夜に,一緒に旅行する友人の家に宿泊させてもらったので,二泊三日の旅行になる.

土曜日.朝からチャイルドシートを付け替えて,いっぱいの荷物を載せて,大人4人と幼児2人で出発.これだけの人と荷物が載せられる車の大きさと,電動スライドドアの便利さに感心する.

高速道路を通り,明石海峡大橋と大鳴門橋を利用して徳島へ.途中,何度もETCの便利さに感心する.それでも,実家が京都と滋賀で,週末に日帰りスキーに行くこともなくなった私には,購入する理由がなさそうな代物ではある.

正午を少し過ぎた頃に鳴門に到着した.鳴門といえば鯛が美味しいらしいとのことで,ガイドブックにあった「鯛丸」へ.折角だから,いっぱい鯛を食べようということで,鯛コースというのを4人前注文する.幼児連れだったため,広い座敷を貸し切りで使わせてもらった.もう食べられませんというほど鯛を食べて,再出発.

<昼食の内容>
鯛コース基本プラン 1人前3,700円
鯛珍味三種・鯛活造り・うす造り・天ぷら・宝楽焼・酢の物・吸い物・御飯・香の物・果物

ちょうど午後2時前後が大潮なので,渦潮を見に行くことに.渦潮見学用の船に乗ることも考えていたが,非常に風が強かったため,大鳴門橋の「渦の道」へ向かう.これは,渦潮を真上から見ることのできる遊歩道で,四国側から大鳴門橋の途中まで歩いていけるようになっている.床の一部がガラスになっていて,真下に渦潮を見ることができる.なかなか面白い.橋から見下ろすと,海上では遊覧船が渦潮を追いかけているのだが,強風のため揺れが酷そうだった.恐らく,船にしなくて正解だったはずだ.

渦潮の見学を終えて駐車場に戻る途中で,激しい雪が降ってきた.風が強いため,吹雪状態.まさか3月中旬の徳島で吹雪に見舞われるとは思ってもいなかった.凍えながら車に乗り込み,宿泊先の徳島プリンスホテルへ.ホテル側が気を利かしてくれて,少し広めのツインルームにベビーベッドを用意してくれていた.部屋からは,たくさんのヨットが停泊している川が見えた.

午後5時.今回の旅行の目的地へ.子供が大人しくしていてくれることを祈りながら,新婚の友人の家を訪ねる.リビングに入ると,奥には32型液晶テレビがあり,シルバーで統一されていた周辺機器やテレビ台が,リビングのアクセントになっている.久しぶりに実感したが,幼児のいない家は実に綺麗だ.

おか泉
おか泉

お薦め!大人気の「おか泉」.雪が舞う寒さにもかかわらず,開店直後には長蛇の列.だしやオリジナル生醤油のついた通信販売もある.

宮武うどん
宮武うどん

実に家庭的な「宮武うどん」.メニューはシンプル.みんな天麩羅も食べていた.

長田in香の香
長田in香の香

釜揚げうどんの専門店「長田in香の香」.店に着く直前に,カーナビがパニックを起こして迷子に...

6人が顔を合わせるのは本当に久しぶりで,ワイワイ言いながら,夕食の鴨鍋をご馳走になる.鴨肉は奈良から取り寄せたものということだったが,柔らかくて非常に美味しかった.ここでも,もう食べられませんというほど鴨鍋を満喫させてもらった.

そんな状態でありながらも,徳島に来たからには徳島ラーメンを食べないわけにはいかない.友人宅の近くに「巽屋」という美味しいと評判の徳島ラーメンの店があるということで,そこへ行く計画だった.ところが,巽屋の閉店時間は午後8時15分.美味しい鴨鍋をいただいて,ホッと一息ついた頃には,すでに閉まっていた.トホホ...ラーメン屋って,夜中までやってるものじゃないの.京都の常識は徳島の非常識なわけね...ということで,徳島ラーメンは諦めてホテルへと戻った.

日曜日.ホテルの朝食バイキングをのんびりと楽しんだ後,ロビーに全員集合.この日の目的はずばり,讃岐うどん.最初の目的地は「おか泉」.そこの開店時間11時に間に合うように,車2台で香川県坂出に向かう.11時前に到着したときには既に開店していたが,並ぶことなくテーブルへ.「冷天おろし」と「生じょうゆ」を注文した.冷天おろしの天麩羅はボリューム満点で衣もサクサクしている.当然ながら,うどんの歯応えも凄く,非常に美味しかった.生じょうゆはシンプルだが,それだけにうどん本来の味を楽しめる.流石,超人気店というだけのことはある.食後,子供が「チューチュー(麺類のこと),美味しい」を連呼するのには驚いた.1歳でも讃岐うどんの味がわかるのかな.お土産と自宅用に家庭用半生麺30人前を購入して店の外に出ると,既に大行列ができていた.

二軒目は「宮武うどん」.田舎の田んぼの中の一軒家みたいなところで,普通の民家の一部を店にしているという感じ.しかし,少し離れたところにある駐車場は広大で,なんと観光用小型バスも停車している.恐るべし.それにしても,3月中旬とは思えない厳しい寒さだったため,ここの行列に並んでいるのは大変だった.数十分ぐらい並んだだろうか,ようやく中に入れたときには体は冷え切っていた.こんな状況では,注文は「あつあつ」しかない.ここの麺は,いかにも手作りという感じで,太さも長さもバラバラだった.

最後は「長田in香の香」という釜揚げうどんの店.巨大な徳利に入っただしを容器に移し,葱,生姜,胡麻を入れて,いただく.シンプルながら,ここの釜揚げうどんも非常に美味しかった.結局,昼食に三軒の讃岐うどん店を巡り,もう十分ですという感じ.ここで徳島の友人と別れて,帰途についた.

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