ノートルダム大聖堂からの眺望
中央を流れるのがセーヌ河.左奥にエッフェル塔.白を基調とした,統一感のある美しい街並みが印象的だ.
ノートルダム大聖堂入口
日本語も書いてくれているのは嬉しいのだが,「よこそう」はないだろう.完成前に,誰かチェックしなかったのか.
サント・シャペルのステンドグラス
サント・シャペルに入ると,「えっ,全然たいしたことないけど」と思う.でも,ステンドグラスは狭い螺旋階段を上った2階にある.
散策中に見付けたスケートリンク
パリ市内の至る所に"PARIS2012"の派手な文字が.オリンピックだったっけ?
パリ市内には綺麗な公園が多い
いくつか公園を見たけれど,どこにも木の遊具があり,植木がクリスマス風に装飾されているなど,凄く雰囲気が良かった.きっちり整備されている.
CRAZY HORSE PARIS
ショーを見ながら,シャンパンをガンガン飲んで,帰りはフラフラ.パリを大いに満喫した一日でした.
生まれて初めて,パリを訪問するチャンスに恵まれた.
金曜日の夜にシャルル・ド・ゴール空港に到着し,タクシーでホテルへ.滞在したのは,Hotel Franklin Rooseveltという凱旋門に近い四つ星ホテル.クラシカルな内装で,非常に雰囲気が良かった.荷物を置くと,まずはシャンゼリゼ大通りへ.1月なので,5時を過ぎると外は暗くなるが,フランスの夜は遅い.レストランに人が集まってくるのは7時以降だ.
今年の冬は異常に暖かいようで,日が沈んでからもオープンカフェで全然問題ない.そこで,シャンゼリゼ大通り沿いのオープンカフェの最前列で,行き交う人々を眺めながら,ビールを飲む.ウェイターが非常に陽気で,流石はフランスだと感心させられる.ともかく,念願達成.しばらくオープンカフェの雰囲気を楽しんだ後,ルイ・ヴィトンの超巨大鞄型看板の前を通って,凱旋門のあるシャルル・ド・ゴール広場へ.凱旋門は一部工事中だったが,非常に驚いたのが,凱旋門を取り巻くロータリーでの交通だ.ロータリーは巨大で,車が何重にもなって旋回しているのだが,車線がないため,それぞれの車が好き勝手に進もうとして,非常に危険に見える.少なくとも,こんなところで運転はできない.恐ろしすぎる.そろそろお腹も空いてきたので,ホテルの近くにあったレストランへ.冬の味覚は牡蠣というわけで,生牡蠣とシャブリを注文.大満足だ.
翌朝は,8:00にホテルを出て観光へ.外はまだ暗い.シャンゼリゼ大通りをコンコルド広場まで進み,サン・ジェルマン大通りを通って,ヌフ橋からシテ島へ.マリー・アントワネットが閉じ込められていた独房のあるコンシェルジュリー,ステンドグラスが衝撃的なほど美しいサント・シャペルを見学し,ノートルダム大聖堂の塔に登る.狭い螺旋階段は結構大変だが,塔からのパリ市街の眺めは素晴らしい.路地を散策しながら,軽い昼食を取り,オペラ・ガルニエへ.残念ながら,オペラ・ガルニエの内部を見学することはできなかった.すぐ近くのAMEXオフィスでT/Cを現金化した後,マドレーヌ教会を経て,ナポレオンの棺があるアンヴァリッドへ.そこから,シャン・ド・マルス公園に向かうと,目の前にエッフェル塔が現れる.パリ万国博の際に建設されたシャイヨー宮を通って,凱旋門へと向かう.凱旋門の上から眺めると,シャンゼリゼ大通りをはじめ,いくつもの大通りが綺麗に放射線状に伸びているのがわかる.建物の高さは見事に揃っており,白が基調の街並みが美しい.
明るい茶色の屋根で統一されたフィレンツェや白を基調とするパリの美しい街並みを見せつけられると,統一感が微塵もない京都の街並みは何とかできなかったものかと思う.確かに,有名な寺や神社はあるが,街としての魅力があるだろうか.文化に理解のない日本人の限界か.
さて,初めてのパリを満喫しようと,精力的に主要な観光スポットを巡り,ホテルに戻ったのは18:00だった.早く戻ってきたのには理由がある.キャバレーのナイトショーを楽しむためだ.ムーラン・ルージュやリドと並んで有名で,ホテルからも近い"CRAZY HORSE PARIS"に行った.既に行列ができていたが,夫婦らしい客が多かった.鑑賞したのは"taboo"というショーだ.幕が上がるとともに登場した12人のダンサーを見て,その均質性に驚かされた.身長,スタイル,胸の大きさなど見事なまでに統一されている.プログラムで確認したところ,登録されている29人のダンサーのうち,最も身長の低い人が165cm,高い人が171cmだった.シャンパンを飲みながら,洗練されたダンス・ショーを満喫した.
パリの昼と夜を大いに楽しんだ1日だった.
翌日は美術館巡りへ.遂に,ルーヴルとオルセーを見学できる機会がきた.