電動アシスト自転車
2004年10月31日(日)

金閣寺までダッシュで1分ぐらいの場所に住んでいる私は,これまで,自宅からどこへ行くにも自動車あるいは京都市バスを利用していた.陸の孤島である桂キャンパスへは自動車でしか通勤する気になれないし,休日に四条界隈へショッピングに行くにも自動車を使うのが普通だ.このような生活習慣が運動不足の原因であることは疑いようがないため,吉田キャンパスに行く必要があるときに,何回か自転車で通勤してみた.朝,自宅から大学へ向かう道は下り坂中心であるため全く苦にならないのだが,夕方帰宅する際には,ダラダラとした上り坂が延々と続く.変速機なしの古い自転車で30分ほどの道のりだが,運動不足の身にとってはかなり辛い.まあ,辛いからこそ意義があるのだが...

そんなダラダラ坂道地帯に住んでいるものだから,近くの生協へ買い物に行くにも,子供を遊びに連れて行くにも,つい自動車を利用してしまう.ところが,自動車で行動すると駐車場で苦労することが多いので,つい外出も億劫になってしまう.そんな悪循環を断ち切るため,電動アシスト自転車を購入した.

ブリヂストンサイクルのアシスタライトDX
ブリヂストンサイクルのアシスタライトDX

エコモードを利用すれば,1回の充電で,自宅と吉田キャンパスの間(西大路−東大路)を2往復できそう.アシストは人間が漕ぐ力の最大50%までと規制されているらしく,また高速走行時にはアシストしてくれなくなるため,のんびり漕ぐのが快適に走る秘訣.

何を買う場合もそうであるが,購入前には徹底的に情報収集を行う習癖がある.万全を尽くさなければ気が済まないのだ.今回も例外ではなく,これまで全く興味のなかった電動アシスト自転車について,随分と調べ上げた.その結果,ブリヂストンサイクルのアシスタライトDXに決めた.流行のリチウムイオンバッテリーではないのが味噌で,総額7万円ほどで充実した装備の自転車を購入することができた.ここで詳しく解説するつもりはないが,自転車屋さんの説明を鵜呑みにするのではなく,自分で調べることが良い買い物をするためには重要だ.

電動アシスト自転車を初体験した感想だが,正直,凄い.初めて試乗させてもらったときは,鞭打ちになるかと思うぐらい,そのアシストの強さに驚かされた.もはや,京都市内のダラダラ坂道なんて全く苦にならず,快適にスイスイと走れる.そのおかげで,子供と植物園に行くにも,吉田キャンパスへ行くにも,自動車なんて使う必要がなくなった.先日は,北区図書館へ本を借りに行ったついでに,カナートまで買い物に行き,ついでにVWゴルフとルノーメガーヌを見ておこうとディーラー巡りまでした.これも電動アシスト自転車だからこそだ.当分楽しめそうなので,大切に乗ろう.

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