プリウスの自動操縦システムに感激
２００４年０５月３０日（日）

湯布院に行った際に，新型プリウスに乗る機会があった．携帯電話は持っていない，ＤＶＤレコーダーは持っていない，車にカーナビはついていないなど，最近の技術の進歩から完全に取り残されているだけのことはあって，新型プリウスの装備には驚いた．

まず，カーナビだが，知らない町をドライブするときには本当に役に立つ．特に，レストランなど特定の場所に行きたいときには，電話番号で目的地を設定できる機能が非常に便利だ．今回は結局，印刷物としての地図を見ることは一度もなかった．これからレンタカーを借りるときには，迷わずカーナビ付きの車にしようと思った．ただ，新しくできたトンネルを利用するときには，現在位置が山の中になってしまい，ナビゲーションはパニック状態だった．低コストで簡単に地図情報を更新できることが，良いカーナビの条件なのだろう．

まあ，カーナビなんて今時少しも珍しいものではない．今回最も感激したのは，自動操縦システムだ．温泉の駐車場で車庫入れをしたのだが，何もハンドル操作をしなくても，駐車スペースのど真ん中に駐車してくれたのには驚いた．ドライバーに要求されるのはブレーキ操作のみ．調子に乗りすぎて，何度か速すぎますという警告を出されたが，実に見事だった．新型プリウスの発表時に，モーターショーかどこかで，自動操縦による縦列駐車のデモをしている映像を見たことがあったが，今回は実際に自分で体験し，おぉ！これが自動操縦か！！と感激した．

ただ，車本来の機能としては，いまいちに感じた．乗り慣れていないだけかもしれないが，アクセルを踏み込んだときのレスポンスが良くなく，非力感が漂っていた．エンジンブレーキはかけられるのだが，キビキビした走りのために，ギア変更をもっとマニュアルっぽくできるような車の方が嬉しい．