脱年金犯罪と自己防衛
2004年04月25日(日)

日本の国会議員さんには偉い人もいるものだね.破綻が囁かれる国民年金なんてものにお金を捨てるようなことはせず,税金での補填割合が大きく,ガッポリ貰える議員年金一本に絞り込む.非常に経済合理性がある行動だ.流石,経済産業大臣だけあって,よく勉強されているね.感心するばかりだ.

イラクで献身的に活動していて誘拐にあった日本国民に対して,自己責任を果たせと冷酷なことを言っていた内閣総理大臣をはじめとする政治屋は,そんな経済通の閣僚の合理的な行動に対して,「うっかりしてたんでしょ」だとさ.本当に素晴らしい代表を選んだものだよ.日本国民は.

しかし,正直言うと,今回の事件に対して特別な思いがあるわけではない.そういう不道徳な国会議員がいるなんてことは全く不思議ではないし,それ以前に,そもそも公的年金には期待してもいない.もっと端的に言えば,日本の政治なんて信用していない.こういうことを言うと,大人しすぎるとか,怒るべきだとか,そういう批判も受けるだろう.しかし,そういう所へ自分のエネルギーを注ごうという気になれない.ただし,自分と家族の身は自分で守る.

不景気に加えて,政治の貧困を見せつけられるがために,日本に対して非常に悲観的な見方をする日本人が多い.あるテレビ番組が,新紙幣発行と関連して,預金封鎖について触れていた.恐らく,日本沈没みたいなタイトルの書籍が馬鹿売れしている現状をふまえてのことだろう.もちろん,新円切替と同時に預金封鎖と財産税で一気に国民の財産を国の財産に移し替えるという手段を政府が持っていることを知っておくのは悪いことではない.アルゼンチンでは,それが現実になった.当然,財務省では緻密なシミュレーションをしているだろう.しかし,こういう新興宗教みたいなものを,何も考えずに信じ込むのは止めた方が良い.

2年程前,日本の株式市場が悲惨な状態で,借金で日本は破綻するとか言われていた時期に,海外へ金融資産を移すのが流行った.その頃は,1ドル=130円ぐらいだったと思う.一気にドルを買った人達は,そう遠くない将来に1ドルが200円ぐらいにはなると思っていたのだろう.ところが現在,政府が膨大な損失を出してまで必死に米ドルおよび米国債を買い漁り,欧州はもちろん米国からも睨まれている状況にもかかわらず,1ドルは107円ぐらいのものだ.しかも,米国自動車業界は大統領選を前にして,明確に90円台の為替レートを要求している.

日本国の借金は順調に増え続けているが,金利は相変わらず低い水準で推移している.貿易摩擦が問題となり,内需主導での景気回復が叫ばれたが,結局,輸出に頼っているのが現状だ.小泉政権の建前は緊縮財政であるために,巨額の公共投資を行うことはできない.そこで,内需主導で景気を回復させる代わりに,円売りドル買い介入によって輸出産業を支援している.その結果として,経常黒字と外貨建て資産がますます増え,そのために強い円高圧力が存在する状況となってい驕Dこのような状況で,果たして円安になるだろうか.外貨に飛びつく前に,冷静になって考えてみるべきだ.

最近,今こそ日本株を買うチャンスという雑誌が非常に多くなっている気がする.短期的には売り場ということか.

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