交差点でエンジン停止
2004年03月23日(火)

前回の独り言を書いてから,既に2ヶ月以上が経過している.独り言を書く時間がなかったと言えば嘘になるが,年度末は大変だ.読書も全然できていない.こんなことではダメなのだが...

しか〜し,今日はそれどころではなかった.大学からの帰宅途中,西大路四条の交差点で,その事件は起こった.

交差点で非常にタイミング悪く赤信号に引っ掛かった場合,いつも私は車のエンジンを止めるようにしている.多少なりとも環境を汚す程度を抑えようという,ささやかな試みだ.ちなみに,環境を良くしようとまでは欲張らない.そんなことを考えると,死ぬしかなくなってしまう.

さて,西大路四条の交差点で赤信号に捕まってしまった.私は,追い越し車線の前から3,4台目だ.信号が青になるまで随分と時間があるため,いつものようにエンジンを切った.そろそろ信号が青に変わるそのとき,なんと,キーを回してもエンジンがかからない.一瞬,緊張が走る.気を取り直して,アクセルを踏み込みながらキーを回すが,やはりエンジンがかからない.20:30の西大路四条.交通量は多い.バックミラーには,トラックの車体が映っている.万事休す.

幸い,後続の車は右折レーンを通って私の車を避けてくれた.しかし,大渋滞の原因になってしまった.こんなときだけ都合良く神様に祈りながら,エンジンをかけようとするが,何度試してもダメ.日頃の行いが良くないのだろう.せめて路肩に寄りたいところだが,一人ではどうにもならない.しかも,自分がいるのは追い越し車線.もはや諦めるしかない.実はJAFの会員だったりするので,JAFに救援を頼むしかないと覚悟を決めた.しかし,そこで重大な問題に気付く.

「どうやって電話をかけるんだ?」

そう,私は携帯電話を持っていない.最近は,公衆電話を見付けるのも難しい.この瞬間ほど携帯電話を持っていないことを悔やんだことは,これまでの生涯でただの一度もない.こうなったら意地でもエンジンをかけるしかないと,気合いでキーを回しまくった.と,その時,ブルルルーンとエンジンがかかった.こんな事態に追い込まれたら,環境のことなんて気にしている余裕はない.一気にアクセルを踏み込む.

結局,復活するまでに3分ほどかかったと思う.実に長い時間に感じた.問題は明日だ.恐らくエンジンはかからない.

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