確かに仰る通りです.以後,気を付けます.デール・カーネギーの「人を動かす」を読んでの率直な感想だ.きちんと考えれば,言われなくても解りそうなものだが,でも実際には,彼の指摘する原理原則に反した言動で取り返しのつかないような損をしている人も多いだろう.私自身もそうだ.心より反省し,矯正しようと思う.
人が生きていく上で,人間関係は非常に重要だ.これを疎かにして幸せになれるとは思えない.生まれながらの天才でなければ,努力して学ぶ必要があるだろう.というわけで,
人を動かす,デール・カーネギー,創元社,1999
を強く推薦する.この本を読んで,「当然のことだ,すべて実践している」と言えるなら,それで良い.自分の言動に反省する点を見付けるなら,即座に正そう.何も感じないなら,どうしようもない.職場や家庭,社会生活全般について,肝に銘じるべき原則が書かれている.
特に職場において,上司と部下の関係について思うところがある社会人には,
仕事は楽しいかね?2,デイル・ドーテン,きこ書房,2002
がお勧めだ.ただし,ストーリーが前作の続きであるため,
仕事は楽しいかね?,デイル・ドーテン,きこ書房,2001
を読んでからの方が良いかもしれない.いずれも気楽に読める本だ.より真剣に,組織の中で成果を上げ,成長することを望む人には,
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか,ピーター・F. ドラッカー,ダイヤモンド社,2000
を強く勧めたい.きっと得るものがあるはずだ.特に,人の上に立つ立場にある人であれば,最低このぐらいは読んでおいて欲しい.人の上に立つなら,その地位に相応しい人間でなければならない.