3種のフォンデュ@スイス
2003年09月10日(水)

ミート・フォンデュ@ローザンヌ
ミート・フォンデュ@ローザンヌ

丘の上,外のテラスから街を一望できるレストラン.ホテルからタクシーを利用したが,凄く遠く感じた.サイコロステーキを自分で油につけるといった感じで,肉好きには堪らない料理.ソースもいろいろな味があって,どれも美味しい.

フォンデュ・シノワーズ@グリンデルワルド
フォンデュ・シノワーズ@グリンデルワルド

スイス風しゃぶしゃぶ.こちらもいろいろなソースがある.店の雰囲気も良かったのだが,途中,日本人の団体客が入ってきて,台無し.

ユングフラウヨッホへ向かう登山列車
ユングフラウヨッホへ向かう登山列車

スイスアルプスの絶景を眺めながら,グングン標高を上げていく登山列車の旅は本当に楽しい.ただし,ユングフラウヨッホを目指す最後の列車は,ほとんどトンネルの中を走る.

楽しみにしていた犬ぞりはCLOSED!
楽しみにしていた犬ぞりはCLOSED!

グリンデルワルドを出発したときには,ユングフラウがしっかり見えていたが,ユングフラウヨッホに到着すると,山頂は雲に隠れていた.見えたのは一瞬だけ.しかも,楽しみにしていた犬ぞりも,やっていなかった.残念.

1週間のスイス滞在も終わりを迎え,ドイツへ.スイスの素晴らしいところは,その自然.アルプスの山々は本当に美しい.天気の良い日に山を眺めながらのんびりと過ごすのは,なんとも贅沢だ.その一方で,スイスの物価は物凄く高い.KIOSKなどで水や食料を買うと,その高さに驚かされる.レストランでの食事も高い.

スイス料理と言えば,チーズ・フォンデュ.そう思いながらガイドブックを見ていると,3種類のフォンデュが載っていた.チーズ・フォンデュ,オイル(ミート)・フォンデュ,そしてフォンデュ・シノワーズ.こうなったら全種類を食べるしかない.

最初に食べたのが,ミート・フォンデュ.大きな角切りの牛肉をオイルに浸けて火を通し,数種類のソースを付けて食べるのだが,サッパリしていて美味しい.ローザンヌのホテルで紹介してもらったスイス料理のレストランに行ったところ,一人40スイスフランぐらいで,食べきれないぐらいの肉が出てきた.安くはないが,お薦め.

続いて,チーズ・フォンデュ.これは,EPFL(ローザンヌ工科大学)の教授に教えてもらった美味しいスイス料理のレストランで食べた.そのレストランは地元の人達で満員だった.一人で来ている人も,グループで来ている人も,結構多くの人がチーズ・フォンデュを食べていた.バーナーの上に赤色の鍋が置かれるので,一目見れば,チーズ・フォンデュを食べていることがわかる.ところで,このチーズ・フォンデュがなかなか厳しかった.チーズを食べ慣れていないのと,チーズを溶かしている白ワインの風味がきついのとで,チーズ・フォンデュだけを食べるなんてことは無理.グループで一人前を分ければ十分だろう.FLON駅近くのこのレストランには結局2回行ったが,値段も手頃で美味しかった.お薦めだ.

最後に食べたのが,フォンデュ・シノワーズ.要するに,スイス風しゃぶしゃぶ.熱したスープに薄くスライスした肉を潜らせ,様々なソースに付けて食べる.これもサッパリしていて美味しいのだが,『本当にスイス料理か?』という疑問が頭から離れない.日本人向けに作られたものではないかという疑念が...

1週間でいろいろと食べ歩いたが,一番美味しかったのは,9月5日にEPFLを訪問した際,そこの教授(レストランを教えてくれた先生)に連れて行ってもらった昼食だろう.学内の"Faculity Club"で昼食をいただいたが,コールド・スープもメインの魚料理も抜群に美味しかった.ローザンヌはフランス語圏なので,洗練されたフランス料理の影響を受けているのだろうか.ただ,その訪問日は,朝10時にオフィスを訪れた後,昼食時間を除いて,午後7時までずーっと研究の議論をした.セミナー講演をしたこともあり,帰りにはもうヘトヘトだった.

初めてのスイス訪問であったが,アイガーやユングフラウを間近に見ることができたのは非常に良かった.絵葉書の中の世界が目の前に広がっているという感覚.残念なのは高山植物の花が咲き乱れるシーズンが終わっていたこと.次は,今回のようなハードスケジュールでも仕事でもなく,夏にのんびりと休暇を過ごすために訪れたい.無理かな...

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