誕生から1週間
2003年07月20日(日)

7月13日(日)午前3時9分に第一子が誕生した.感動的な出来事だった.

お世話になった病院は,出産は家族で一緒に取り組む大切なイベントであるというコンセプトを持っていて,原則として夫は出産に立ち会うことになっていた.私の場合も例外ではなく,病院に行く時からずっと一緒で,へその緒を切るという役目も無事にこなした.初めての経験で,右も左もわからない状態であるため,助産婦さんの指示に頭を空っぽにして従うだけだった.それでも,出産現場ではかなり自由に行動させてもらえたので,デジタルカメラとデジタルビデオカメラ(このために購入した)を携えて,無闇矢鱈と撮影しまくった.結果的には素晴らしい安産だったが,途中でハプニングがあった.母親の呼吸が浅く,胎児に十分な酸素が供給されなかったため,胎児の心拍が異常に低下してしまったのだ.しかし,酸素マスクを付けて深呼吸すると,心拍は一気に回復した.「おぉー,凄い」と素直に感心した.

出産後5日間ほど入院するのだが,病室は洒落たシティホテルのツインルームみたいな感じだ.当然,夫も宿泊することが前提の設計になっている.電動ベッド,液晶テレビ,DVD・CDプレーヤー,光ファイバーでのインターネット接続,PHSなど設備は充実している.非常に快適ではあるのだが,夜に最も長くても3時間おきに起こされるため,どうしても睡眠不足になる.もともと睡眠不足には非常に弱いため,なかなか厳しかった.それでも,私は子供が泣いてもすぐには起きずに寝ていたため,恨まれているようだ.母親は大変痛い思いをして産んだ我が子のことだからか,すぐに目が覚めるようだ.この点については,十分注意するように事前にアドバイスを受けていたのだが,活かすことができなかった.まあ,目が覚めないものは仕方がない.

世界に類を見ない速さで少子高齢化が進む日本は,レベルが低い政治の影響を受けて,これから相当に悲惨な道を辿るかもしれない.社会主義国として最後まで生き残るのは北朝鮮か日本か,と揶揄されるほどの政治体制であることを認識するなら,「なんとかなるさ」とは構えていられない.奇跡が起きてなんとかなることを祈りつつも,そうでない場合に備えて自分なりの戦略を持って行動する必要がある.子供が強く生きていけるように最善を尽くす.

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