やっぱり携帯電話は持たない
2003年07月09日(水)

振り返ってみると,2001年04月21日の独り言で,携帯電話は危険だから持つ気はないと宣言している.当然ながら,今でも携帯電話は持っていない.周囲からは「お前が持たないと不便だから持て」と言われるが,頑なに拒否している.もう2年も経つのに変化しないね.もちろん,貧乏だからという理由もあるが.

最近,たばこの包装紙に「吸ったら死ぬぞ」という趣旨の警告を表示することが義務づけれるとの報道があった.まあ,たばこを吸って死ぬのは勝手だが,公共の場で他人に毒害を撒き散らすのは許しがたい.公共の場では完全禁煙というのが本来あるべき姿のはずだ.当然,私有地以外の屋外も禁煙だ.こんなことが法制化できないというのは,本能が知性を凌駕してしまう人が多い国だからなのか.なお,死ぬのは勝手だから吸うのも勝手だ,という主張は受け入れられない.そんな主張をする人には,肺ガン等の治療費は誰が出すのかと尋ねなくてはならない.保険で補助してもらうなら,偉そうな口を叩くべきでない.さらに,道端に落ちている吸い殻をどう処理するのかも尋ねるべきだろう.

さて,携帯電話に話を戻そう.買ったことがないから知らないのだが,携帯電話の包装には,遺伝子損傷,腫瘍発生,記憶力低下などを引き起こす危険性がありますと書かれているのだろうか.当然ながら,携帯電話の安全性は証明されていない.今後も証明されないだろう.脳を電磁波に暴露させると様々な健康被害が引き起こされるということを疑わせるような研究結果はある.危険性が証明されたわけではないが,危険性が証明されるまでたばこを吸い続けた人はどうなっただろうか.少なくとも,携帯電話が危険かもしれないということは認識しておいた方が良い.特に,幼い子供への影響は深刻だ.

携帯電話は持たないからましなのだが,もっと厄介な問題がある.無線LANだ.研究室でも無線化が進んでいて,この文章を書いているノートパソコンも無線LAN内蔵で,ほとんどのパソコンは無線LANでネットワーク接続されている.匂いも味もしなければ見ることもできない電磁波は本当に厄介だ.

こんなことを書くからといって,私は健康オタクでも何でもない.社会的に大きな反響を呼んだ「買ってはいけない」という本があるが,あんなものを真に受けていたら,座して死を待つしかなくなってしまう.あるいは,買い物に行くたびに,あれもダメ,これもダメと悩んで,そのストレスが原因で病気になるか,ハゲになる.そんなことは気にせずに,おおらかに生きた方が,多少悪いものを食べたり使ったりしたとしても,より健康的な生活が送れるだろう.なお,「買ってはいけない」の内容は相当に胡散臭いので,まだ読んでない人は読む必要もない.

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