２００２年０８月１１日（日）
波乗り

日本最大の鳴き砂浜として知られる琴引浜に，今年初めての海水浴に行ってきました．砂が鳴くのは，砂浜と水が非常に綺麗な証拠だと言われますが，本当に綺麗な海水浴場でした．日本海方面には毎年のように海水浴に出掛けますが，琴引浜に行くのは初めてで，京都にもこんなに綺麗な所があるんだというのが正直な感想です．海水浴場って，花火のゴミとかが水面に浮遊していたりして，水に浸かるのが嫌になるほど汚いところも多いですから．ちなみに，鳴き砂の主成分は水晶と同じ石英で，この石英が不純物の少ない綺麗な水と空気に触れ動いている中で磨かれ，互いに擦れあって独特のクッ，ククッという音色を奏でるそうです．

風が強かったせいなのか，かなり波が高かったです．波打ち際にいると，波に呑まれて，思い通りには動けないぐらいでした．というより，波に翻弄されて，体中に擦り傷を作ってしまいました．そんな状況の中，生まれて初めて，「波に乗る」ということを体験しました．本格的なボードを持っていたわけではないですが，空気で膨らませる板に乗り，ちょっと沖まで進んで，大きな波が押し寄せてくるのを待ちます．呑み込まれてしまいそうなほど大きな波が近づいてくると，砂浜に向かって漕ぎ出します．うまくタイミングが合えば，板ごと波の一番上に乗ることができて，そのまま数十メートルほど，波と身体が一体となって，物凄いスピードで砂浜に突っ込んで行きます．数回，完璧に波を捉えることができましたが，無茶苦茶面白く，病み付きになってしまいました．アホなサーファー達が台風の接近する海に行く気持ちが理解できました．そんなことする奴はアホに違いないですが．．．そんな波乗り気分を満喫している間に，自分達が波の上に乗っているときに，波に呑み込まれた人達を数名ほど板の下敷きにしてしまったような気がします．申し訳ありませんでした．でも，それほど大きな波で，楽しかったです．

今回も日焼け止めは塗ったのですが，こまめに塗り直さなかったため，背中を中心に酷く焼けてしまいました．帰宅後，真っ赤な身体に，アロエ成分配合のジェルを塗りまくっています．