その1)
経営に関するような話を聞いて特に感じるのだが,アルファベット3文字略語が多過ぎる.3文字略語やカタカナ用語の使用数で,原稿料や講演料が決まる世の中なのかと思うぐらいに凄い.ああいう類の用語を使っている人達って,ちゃんと理解して使っているのだろうか.あるいは,本当に全員が同じことを意味して使っているのだろうか.略さずに書けっていう問題が出されたら,何点取れるのだろうか.日本人の西洋コンプレックスが強いのは昔からだし,格好良く聞こえもするが,あれで議論が噛み合っているのだろうか.ある時期,テレビなんかでコギャルの言葉はわからんとかギャーギャー騒がれていた気もするが,専門家の3文字略語やカタカナ用語は同じぐらいにわからん.ちなみに,物事の本質を捉えている人は非常に易しく説明できる.完全に理解できていない人が格好良く話そうとすると,どうしても無理があるので,難しい言葉でごまかすことになる.これが私の持論だ.
その2)
今月8日,瀋陽の日本総領事館に亡命を求める北朝鮮人が駆け込んだところ,その敷地内に中国の武装警官が侵入し,駆け込んだ北朝鮮人を拉致するという事件が起きたそうだ.その後,中国側は「領事の了解を得た行為で,しかも領事は警官に謝意を表した」と発表した.日本人なら,「何寝ぼけてるんじゃ,中国は! 日本の領土に武装警官が侵入した上に,敷地内の人間を拉致しておいて,開き直る気か!」と怒り心頭に発するべきなのだろう.ところが,「もしかして中国は本当のことを言ってるのでは?」と感じている日本人も少なくないはずだ.あまりに情けない事態だ.なんとかならんのか,外務省というのは...変える会と変わる会,しっかりしてくれよ.
その3)
情けないと言えば,財務省がマスターキーを盗まれたんだって.大事なビール券を隠しておく金庫ぐらい,ちゃんと守れよ.
その4)
財務省という言葉で,ふと沖縄の金融特区のことを思い出した.折角だから,世界から注目される金融特区になれると良いね.アイルランドの首都ダブリンがモデルらしいが,様々なハンディがあって,前途は多難かもしれない.最大のハンディは財務省の意地悪じゃないかな.
ところで,「タックス・ヘイブン」を日本語に直訳すると何になるでしょう? 自信を持って「税金天国!」と答えた人,勉強し直しましょうね.