アメリカは,アフガニスタンに対して仕掛けた戦争を,自由とか正義とかいう言葉で飾ることによって正当化しようとした.多くの国々はアメリカの言い分を受け入れ,戦争への協力を約束した.日本に至っては,憲法を踏みにじってでも自衛隊を派遣するつもりだ.本当に日本は無茶苦茶な国だ.今これだけ騒がれているにもかかわらず,この戦争が沈静化すれば,多くの政治屋は集団的自衛権の議論なんて全く忘れ去るのだろう.それにしても,現在のような国際政治や日本経済の状況を目の前にして,中選挙区制復活とかいう話題に没頭できる政治屋の神経とはどうなっているのだろうか.不思議な生物もいるものだ.
さて,その自由を守る国アメリカから,下記のようなニュースが流れてきた.アメリカが守ろうと言っている自由とは何なのだろうか.「国際社会でアメリカが自分勝手に行動できること」かな.かなり正確に言い当てていると思うが...
【ニュース】
米軍のアフガニスタン攻撃に心を痛めた米国の高校2年の少女が,校内で反戦クラブを組織しようとして,停学処分を受けた.処分を取り消すよう求めて提訴したが,「この時期の反政府活動は教育現場を混乱させる」と裁判官も停学を支持した.