今朝のニュース(下記)を見て,日本の店舗もアメリカみたいになるんだろうなと思った.アメリカで,バーガーキングみたいなファーストフード店やKマートみたいなスーパーに行くと,”CAUTION ! WET FLOOR !”と書かれた黄色い看板が目に付く.この看板は床掃除のあとに置かれるのだが,とにかく店側としては客に警告をしたというポーズを取らなければならないのだ.いかにも訴訟大国アメリカらしい.実際,マクドナルドのホットコーヒーを飲んで火傷したというだけのことで,1億円を越える賠償が認められるような国だから,客商売の店が神経質になるのも頷ける.
古来からの日本的な文化が失われていく中で,欧米を真似るのが好きな日本人が作る社会像を想像してみる.やはり,アメリカ型の社会になっていくのだろうか.よし,”CAUTION ! WET FLOOR !”看板を製作している会社の株を買おう!(最後は冗談です.真に受けないで下さい.)
【ニュース】
大手コンビニチェーン「ファミリーマート」(本社・東京都)の加盟店内で,ぬれた床で滑ってけがをした女性(27)が同社に慰謝料など総額約1000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で大阪高裁は31日,約115万円の支払いを命じる判決を言い渡した.浅野正樹裁判長は原告敗訴の一審・大阪地裁判決を変更し,「水ぶき後はからぶきするなど,客が滑って転ばないよう安全指導をする義務を怠った」と述べた.