2001年06月07日(木)
韓国語講座

国際会議出席のため,現在,韓国済州島に滞在している.済州島は,島の3大名物(?)に因んで,別名三多島とも言われる.その3大名物とは,風,嵐,女性である.立地条件の関係で,風が強く,嵐が珍しくないことは分かるが,なぜ女性が多いのか.これは不明である.理由を聞いたような気もするが,忘れてしまった.また,この島はハネムーン先としても有名で,非常に多くの韓国人がここを訪問するらしい.最近はハネムーンで海外渡航する人も多いそうだが,出国規制が厳しかったころは,ハネムーンと言えば済州島だったようだ.

実際,非常に凄いリゾート地である.日本国内のリゾート地で肩を並べられる所はあるだろうか.私の知る限りでは,例えば,東京ディズニーランド周辺のオフィシャルホテル群とは比較にならない.今滞在している新羅ホテルも相当な高級ホテルだが,隣のロッテホテルのロビーや庭(大庭園?)を見て驚愕した.滝があり,川が流れているのは当然なのだが,風車などもあり,とてつもなく広く,そして綺麗だ.また,ホテルにはカジノもあり,アトラクションがないことを除けば,ラスベガスを彷彿とさせる.ただし,ホテル内の物価は高い...

本日開催されたバンケットで,会議の手伝いをしているソウル国立大学の学生達と一緒の席になった.韓国語の初歩を教えてもらったので,紹介しておこう.日本人に馴染みがあるのは,「アンニョンハシムニカ」であろう.朝から晩まで使える便利な挨拶である.これまで疑問だったのは,「アンニョンハシムニカ」と「アンニョンハセヨー」との違いである.以前,男性語か女性語かの違いだと聞いたことがあったので,本当にそうか尋ねてみた.すると,「アンニョンハシムニカ」は丁寧語であるのに対して,「アンニョンハセヨー」はフランクな友達同士で使うような挨拶だそうだ.しかし,同じテーブルに座っていた一人の学生は,「アンニョンハシムニカ」は主に男性が,「アンニョンハセヨー」は主に女性が使うと主張して,周りの学生から袋叩きにあっていた.可哀想に.さらに,より気軽な挨拶なら,「アンニョン」だけで十分だということだ.英語なら"Hi!"に相当するのだろう.あと,はじめましては「チョンベケスミダ」という.

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